【フィリピン・マニラ暮らし】30代後半からの不妊治療

フィリピンで仕事をしながらの不妊治療について書いています。

人工授精(IUI)その1

本当に不妊治療をするかどうか決めていなかったものの、まずは原因を探り、治療の方法・金額を聞こうと行きはじめたKATO(マカティにある不妊治療クリニック)。

卵管造影検査、精子検査の異常はないことが分かり安心しましたが、それなのに一年以上妊娠できず、去年の自然妊娠は本当に奇跡的だったんだぁと実感。

体の負担も軽く、費用も安い人工授精(IUI)のステップに進むことになりました。

初診の日はDay8(前回の生理から8日目)、その3日後のDay11に人工授精に向けた検査をするということで、あれよあれよという間に不妊治療がスタートすることになりました。

 

Day11、私だけで検診に来ました。

Examination Roomで、超音波検査で排卵のタイミングを見ます。

ドクターとのコンサルテーションで、2日後に再診と言われました。

処方箋をもらい、その日から1日3回Progynova(プロギノバ)を服用します。

プロギノバは、更年期のときなどに服用する女性ホルモンの薬らしいです。

この日の金額は、薬代は別で1,500ペソでした。

※このときはDay11でしたが、その後Day9や10を指定されることもありました。

 

2日後、またクリニックに来て、超音波で排卵のタイミングをチェック、排卵まであと2日、人工授精(IUI)の準備ができたと言われました。

ドクターとのコンサルテーションのあと、Treatment Roomに呼ばれ、注射の打ち方について指導がありました。

 

おなかに注射をするらしい!

これまで不妊治療についてあまり調べたことがなく、いきなり「本格的な治療」(とそのときの私には思えた)に入り、戸惑います。

夜に自分でおなかに注射を打つため(おそらく排卵誘発剤)、動画を見ての手順を習います。

この日は、注射代を入れて2,600ペソの支払いでした。 

 

注射

Choriogonadotripin alfa
Ovidrel 250mcg / 0.5mL

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やり方の動画

(動画を携帯で撮影しておいて、夜見ながらやりました)

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夜8時頃に注射をします。

針は細いのですが、やっぱり緊張して、少し手が震えてしまいました・・・。

迷わずにブスッと刺してすぐ終わらせるにつきます。 

 

夫は、自分で注射するなんて絶対無理、見るのも無理、と言っていました。

もちろん私もいやだけど、いざとなればできるものです。

 

それよりも、本当はこの日、夜に食事の予定があったのですが、夜8時に注射をしなければならず、またお酒も飲めないので、予定をキャンセルしました。

治療は自分たちの意思で、しかもお金をかけてしているわけだし、年齢的にあまり悠長なことは言っていられないので、諦めることも必要です。

でもすでに入っている予定を断るのはとても心苦しく、また先の予定を入れても行けないかもしれないし・・・

かといってあまり親しくない人に不妊治療の話はしずらい・・・

 

この葛藤は、今後も続くことになります。