【フィリピン・マニラ暮らし】30代後半からの不妊治療

フィリピンで仕事をしながらの不妊治療について書いています。

体外受精(IVF)1回目-1 採卵

人工授精(IUI)を3回試みるも失敗。

03. 人工授精(IUI) カテゴリーの記事一覧 - 【フィリピン・マニラ暮らし】30代後半からの不妊治療

当初は5回くらいやろうと思っていましたが、たぶんこのままでは結果は出ないと思い、次のステップ(体外受精)に進むことをドクターに告げました。

体外受精(IVF)とは、卵子と精子を取りだし、受精させたものを体へ戻す治療のこと。

Kato(マカティにある不妊治療クリニック)の方針は、なるべく少ない薬で、自然周期または低刺激周期だそうです。

*詳しくは加藤レディスクリニック(日本)のウェブサイト参照

 

 

日本で不妊治療を受けた人の体験談を聞くと、注射を何本も打って、薬の副作用もあるものの、卵子を一度に5~10個取れるらしいですが、Katoの場合は、そこまで強い薬を使わないようです。


Day9(生理から9日目)の検査で、卵胞が2つあることが確認され、2日後に採卵(OPU)するといわれました。
排卵する前に取り出すため、排卵日より早い日程となるようです。


それまでエクササイズは避けるように言われ(ウォーキングはOKだけど、ジョギングやジムはNG)、泣く泣く翌日のゴルフの予定をキャンセルしました。

 

正直なところ、本当にゴルフをしてはいけないかどうかは分かりません。

たとえば重量挙げや体が激しくぶつかり合うようなスポーツをあえてこの時期にしない方がいいというのは分かります。

ゴルフも体をひねるからおなかに負担がかかる、せっかく育っている卵胞に影響があると言われればそんな気もするし、おなかの中で脂肪や筋肉に守られている1ミリもない小さい卵胞が、ゴルフ程度のアクティビティーで影響を受けるのだろうか?というと、そんなことはないような気もします。

 

ですがなにぶん初めてのことなので、ここは慎重になって、この時期のゴルフは控えるようにしました。

 

Day11、採卵当日。

朝、夫婦でクリニックへ行くとすぐに、夫は採取の部屋へ、私はリカバリールーム(兼Operation Theater)へ呼ばれました。

手術着を着て、髪をネットにまとめ、お手洗いを済ませます。

施術の流れが書いたインストラクションがあるので、それを読みながら少し待ちました。

もう1度お手洗いへ行くように言われたのち、手術室へ移動。

本格的な手術室で、ドクター・看護師5人くらいいました。

分娩台に寝ると、脚にカバーをつけて固定されました。

部分麻酔をしているようで、中でぐりぐりされている違和感とたまに痛み(鈍痛)がありますが、数分なので我慢できます。

施術中、私の手の上にナースが手を添えて、一緒にモニターを見ながら手順を優しく説明してくれました。

反対方向にもモニターがあり、どうやら採った卵子を確認しているようでした。

 

終わるとまたベッドに戻り、15分くらい休みます。

膣にガーゼを詰め込まれていて(麻酔しているからか、取るように言われるまで気づきませんでした・・・)、それを取って着替えて、ナースから薬と採れた卵子の写真を受け取りました。

感染予防抗菌剤を3日間服用するそうです。

 

1時間後くらいにエンブリオロジスト(胚培養士)との面談があるとのことで、カフェに行って戻りました。

面談では、予定通り卵胞が2つ取れて、問題がないこと、また精子も問題なく、顕微受精(ICSI)培養を進めることになりました。

 

受精卵の細胞分裂は、2日後に4分割、各セルの大きさがなるべく均等なのが理想だそうです。

うまくいった場合、2つとも移植するか聞かれたので、イエスと答えました。

その後ネットで調べたら、日本では原則、移植は1つだそうです。

 

 

おなかに多少の違和感もあったものの、普通に歩いて軽く買物をして帰宅。

その日は夜まで家で安静に過ごしました。