【フィリピン・マニラ暮らし】30代後半からの不妊治療

フィリピンで仕事をしながらの不妊治療について書いています。

体外受精(IVF)1回目-2 移植

初めての体外受精、1回目-1 採卵の記事の続きです。

 

Day11(前回生理から11日目)に採取した卵子を受精させた2日後、Day13に移植します。

「初期杯移植」というものです。

前回、エンブリオロジスト(胚培養士)との面談で、移植日の朝、電話で受精卵の状況を聞くように言われていたので、朝8時に電話をしました。

ただでさえ慣れない専門用語、さらに英語なのでちゃんと聞き取れるか不安で、使いそうな単語と発音をメモしておきました。

 

●朝8時の電話

細胞分裂がまだ2分割しか進んでいないため(4分割が目標)、10時に再び電話をするように言われます。

 

●朝10時
同じくまだ2分割なので、12時に再び電話をするように言われます。

なるほど・・・そういう感じなのか。

受精したあとにも、こんな工程があることを初めて知りました。

正常な細胞分裂の流れや、細胞分裂が遅かった原因は何なのかなど、いろいろネットで調べながら過ごしました。

たまたまこの日は祝日で会社が休みだったので、仕事に影響がなくてよかったですが、移植の日はほかの予定を入れてはいけないと学びました。

時間が読めないのもそうですが、このまま分裂しなかったら残念だし、仮に分裂が進んだとして、午後でも移植してくれるのだろうか(クリニックが終わってしまうのではないか)と少し心配しながら過ごしました。

 

 

●昼12時

3回目の電話したところ、3分割になっていると言われました。

え、3分割とかあるの?(笑)おそらく4分割になりかけのような状態なのだと推測。

例のごとく、2時間後の午後2時に再び電話をするように言われます。

 

●午後2時

電話したところ、4分割になったので、すぐにクリニックへ来るように言われました。

家から近いので、身支度して30分で到着、採卵のときと同様リカバリールーム(兼手術室)へ呼ばれました。

採卵のときと同様、手術着を着て、髪もネットにまとめ、お手洗いを済ませてスタンバイ。

手術室へ移動します。

胚培養士が顕微鏡をみながら作業している様子をモニターで見ることができました。

スポイトのようなもので受精卵を吸って容器に入れ、それを直ちにドクターに渡し、体内へ移植します。

 

採卵のときと違って麻酔はないですが、痛みはほとんどありません。

以前経験した人工授精と同じような感じで、(自分で見えないのでおそらくですが)器具で固定してカテーテルを使って受精卵を子宮へと入れるので、その違和感と多少の痛みだけありました。

 

処置は5分以内で終了。

ベッドに戻ると、受精卵の写真をもらいました。

細胞分裂の数と大きさの均等度でグレードがあるらしく、私のはGrade3だったようです。

たしかGrade8まであって、一番いいのはGrade1、1~4なら移植するような話を前回の時に聞いたことを思い出します。

そういえば、2つ採卵して顕微授精したのですが、1つは分裂が進まなかったらしく、1つだけ移植したようです。

 2つとも移植できて無事に生まれたら、二卵性双生児になるのかなと思って楽しみにしていたけど残念です。

 

少しベッドで休んだのち、着替えて薬の説明を受けました。

これまでと同じプロギノバとデュファストンに加え、膣座薬も処方されました。

膣座薬も1日3回必要なので、朝晩はともかく、日中会社のトイレでやる必要があり、少し憂鬱です。

ほか、プール・ジャグジー、エクササイズ、アルコール、トレチノインが使われた化粧品がNGなど、いろいろと注意点がありました。

 

この日は安静にしているように言われ、帰りに軽く買物することも止められたため、車で帰宅して家で静かに過ごしました。

12日後に血液で妊娠検査をします。

妊娠の可能性がある時期なので、それまでゴルフもアルコールも控えて過ごしました。