【フィリピン・マニラ暮らし】30代後半からの不妊治療

フィリピンで仕事をしながらの不妊治療について書いています。

体外受精(IVF/自然周期)3回目

自然周期(1サイクルに1つの卵子を採取する方法)の体外受精の3回目です。

1回目は初期杯を移植したものの妊娠せず、2回目はそもそも卵子を採取できませんでした。

3回目も同じ自然周期での体外受精を試みることにしました。

生理が始まって9日目(Day9)に血液検査・超音波検査をし、その2日後(Day11)に採卵をすることになりました。

採卵は手術室で部分麻酔をして行うので、毎回少し緊張します。

今回は1つ、採取できたようです。

 

なお、採卵の日は7時半にKatoへ行き、すぐ手術室へ呼ばれました。

8時半くらいから手術室へ入り採卵、終わったあと後ベッドで休憩し、9時には着替えて待合室へ移動。

その後、培養士・ドクターと面談を経て、10時過ぎには終了しました。

おなかも痛くなく、特に違和感もなかったので、軽く朝ごはんを食べて薬(感染予防抗菌薬)をのんだのち、会社へ行って普通に仕事をしました。

薬は他にも飲み薬が2種類(デュファストン・プロギノバ)と、膣座薬のUtrogestanが処方されました。

 

1回目の体外受精のときは、採取してから2日後に移植する初期杯移植でしたが、今回は5日後に移植する胚盤胞移植だそうです。

5日後まで培養させて、受精卵がよい状態=着床前の胚盤胞の状態になったら、移植するとのこと。

胚盤胞まで発育しないこともありますが、胚盤胞移植まで至れば着床率は初期胚移植の2倍以上になるそうです。

採卵から5日後の朝、指示通りにクリニックに電話し、移植できるか期待しつつ、培養士に電話を繋げてもらいます。

培養士によると、まだ十分な胚盤胞に達していないため、今日の移植は難しいと言われました。

あと数日培養させたのち凍結して、次のサイクルで移植しましょうということでした。

今回移植できなかったのはもちろん残念なのですが、1つだけ採れた卵子がちゃんと受精して胚盤胞になり、次周期のより良いタイミングでつつあるのなら、よかったと思い直します。

 

そこから4日後、来院して培養士と面談をしたところ、残念ながら胚盤胞がうまく育たなかったことを告げられました。

細胞分裂は進んでいるものの、ターゲットのサイズまで育たず、この大きさ(小ささ)で凍結しても死んでしまうそうです。

 

・・・なるほど。

前回(体外受精2回目)のときは、一見排卵していたものの卵胞の中身が空で卵子が取れませんでしたが、今回のように、卵子が採れて受精できたとしても、ちゃんと育たないことがあるのだと学びました。

金額は、検診2回と採卵で約45,000ペソ(約10万円)でした。