【フィリピン・マニラ暮らし】30代後半からの不妊治療

フィリピンで仕事をしながらの不妊治療について書いています。

体外受精(IVF/自然周期)2回目

自然周期の体外受精を始めて2ヶ月目。

1回目は、受精2日後の初期杯を移植したものの、残念ながら妊娠に至らず、翌月また同じIVF(体外受精・自然周期)の治療を続けます。

生理が来てから2日目、10日目、12日目とクリニックへ行き、超音波や血液検査で排卵のタイミングをチェックしました。

12日目に行ったときに、それから2日後に採卵と言われましたが、前回より3日ほど遅いタイミングです。

採卵の日、前回のようにオペレーションルームに入り、局部麻酔をして施術を受け始めると、卵胞1つの他に小さいのが2つあり、それも採っていいか聞かれたので、イエスと答えました。

その後、私の採卵と同時並行で採取していた精子を冷凍するか聞かれたので、なぜ?と思いながらも、今後夫の出張の可能性もあるし、凍結しておいた方が安心だろうと思ったのでイエスと答えました。

 

手術後、感染予防の抗菌薬をもらいましたが、前回と少し流れが違うことに気づきます。

このあとドクターとのコンサルテーションがあるといいます。

前回は確か、少し待ったあとにエンブリオロジスト(培養士)と面談して、今後の受精の流れなどを聞きました。

ドクターに呼ばれると、残念ながら卵胞に卵子が入っていなかったと言われました。

 

・・・なるほど。

でもそういうことはよくあるらしいです。 

痛い思いして(麻酔は使っているけど少しは痛い)せっかく採卵したのに肝心の卵子がなかったなんて残念でしたが、なんだか納得しました。

超音波や血液検査でドクターが排卵のタイミングを見ても、実際に排卵していないこともあるそうです。

これまでタイミング法や人工授精でだめだったのも、そういうことなんだろうなと妙に納得した思いでした。

 

おそらく、オペレーションルームでの採卵のとき、採取した卵胞を培養士がすぐに拡大モニターで見ていたので、その時点でドクターたちは卵子が無かったことが分かっていたのだと思います。

その場では伝えられず、リカバリールームで休んで着替えてから、ドクターから話を聞くという流れになっていました。

 

卵子が取れなかったので、当然受精卵が作れず、移植もできません。

2回目の体外受精は、採卵までの工程で終わりました。

 

ということで、採卵から3日間は、麻酔を使った治療のあとなので一応安静にする必要はありますが、その後はいつも通りの生活に戻れるということです(私の場合は飲酒・ゴルフを楽しむ)。

次の生理が始まったらまた来院し、次のサイクルの治療を相談して、また薬などを飲む期間が始まりますが、それまでの二~三週間は自由の身となりました。

 

人工授精だったらここまでは分からず、生理が始まるまで「妊娠しているかも」とそわそわして落ち着かない日々を送ることになります。

採卵するのは大変ではあるけれど、卵子がない(排卵していなかった)ことを知れるのは大きなメリットだと思いました。

 

なお費用については、検査3回(超音波、血液検査、点鼻薬・レトロゾール等)と、採卵の合計で、約22,000ペソ(約4万5,000円)でした。

受精卵の培養、移植の費用はかからないため、思ったより安くすみました。

 

*関連ブログ

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